とある米国の課金サイトの信用について
詐欺の場合は「金を払え」と言って、請求が来る。今朝方のフィッシングメールが典型。
去年のことだが、請求ではなく、領収書ならぬ領収メールが届いた。
この場合、身に覚えがないので、なりすましでカードを使われたのかと思った。
米国の、とあるサイトからの会員登録の案内で、購入した期間の長さに応じてアクセスし放題になる類のものだ。
これがフィッシングなら、新手の手法だが、通常無視を決め込むところが、なんとなく気になった。
案内サイトを注意深く見に行った。かなり手広くやっている大手だった。
そこまで確かめたところで、直前まで見ていた別のサイトに、妙なバナー広告があったのを思い出した。
確かめてみると、 Members のエリアで、アクセスし放題になっている。
なるほど、ブラウザが ID とパスワードを覚えているらしい。
すると、画面の右下にサイト管理者とのチャットの案内アイコンが出て来た。
最近はオンラインショップで、チャット案内がよく出る。
普段は邪魔なアイコンだが、今回は、身に覚えがない旨伝達した。
「何時何分に購入履歴があるが、誤ってクリックしてしまったのだろう」という趣旨の事が返って来た。
ここからが話の本題。
そのチャットでキャンセル方法を問うたところ、「このチャットで受け付ける」と即答、1分後には退会処理完了のメールが送られてきた。
あまりに簡潔かつ正確な応対に、ちょっと感動した。
ワンクリックで課金完了するサイトの作り方もどうかと思う一方、米国のサイトは信用を重んじる傾向が強いと思った。
例えば Amazon も、.co.jp と .com では対応がまるで違うのを、経験的に知っているが、
普段から楽天やヤフオクにも思うところある身としては、日米で、顧客との向き合い方が本質的違うように見える。