素集庵 - hut on a phase transition

散逸構造、形態形成、創発といった用語に触発された思考のメモ書き。趣味から政治の雑感も。

マルコ・ヴァッシー

1980年前後、富士見ロマン文庫から何冊か翻訳が出ていた米国の作家。

「トコ博士の性実験 (小鷹信光訳, 1979年, 富士見ロマン文庫, 原題 Mind Blower)」は名作。

昔読んだ印象では、耽美というわけではないが、オスカー・ワイルドの「ドリアングレイの肖像」に通底するものを感じた。今読み直したら印象変わるかもしれない。

 

本国では全集が出ているので、丸ごと翻訳が出版される淡い期待を持つけれど、日本語の Wikipedia にはページもないくらいだから、無理かな。

英語版 Marco Vassi - Wikipedia に来歴、思想、著作リスト等がある。