素集庵 - hut on a phase transition

散逸構造、形態形成、創発といった用語に触発された思考のメモ書き。趣味から政治の雑感も。

書とタップダンスとJAZZ

書は、1人のタップダンス・アーティストを介してJAZZに繋がっていた(笑)

 

ひょんなことから見つけた動画。

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www.youtube.com

2015年の映像。西周金文を狙ったような、崩した漢字を散りばめた袴を履いて、タップダンスを踊っている。

RON×II (ロンロン) | グランアーツ【Grand-Arts】

「傾奇者」といった衣装ではあるが、なるほど、書にはこんな使い方もあるのだと感心。

津軽三味線風の太棹とコラボしてのタップダンスに、かつて、ジャズ・ピアニストの板橋文夫が、民謡とコラボしていたのを思い出す。伝統的日本音楽には、アーティスト・ミュージシャンを惹き付ける、スピリットとしか言い様のない何かがあるらしい。

 

それで思い出した。

 

RONxII は、2012年から何年か続けて、横濱ジャズ・プロムナードに出演していた。画像は2014年の横浜市開港記念会館。

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Orquesta Libre (オルケスタ・リブレ) 、スガダイロー(ピアノ) と組んで、Take The A Train や Caravan 等JAZZのスタンダード・ナンバーを見せて聞かせていた。

タップには、リズム・セクションとハーモニーの両面があると分からせてくれる。

JAZZとタップは近くないと漠然と思っていたので、この演奏を聴いた時は凄いと思ったのだけど、まだ真価を理解していなかった。。。

 

一人のアーティストが異文化を次々に融合・統合している!

 

この感動をもっと早く味わいたかった。遅ればせながらファンになったので、コロナが過ぎたら、ぜひライブをやって貰いたいな。

 

RONxII は凄い。もっともっと知られるといいな。