素集庵 - hut on a phase transition

散逸構造、形態形成、創発といった用語に触発された思考のメモ書き。趣味から政治の雑感も。

アニメに登場する書

書が主題のアニメはないけれど、額装した書、掛軸はアクセントに良く使われる。

フォントを加工したものもあるかもしれないが、少し紹介する。

 

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2014年の「犬神さんと猫山さん」第9話より。書はストーリーとは全く関係ないが、書は自由だと感心したシーン。中央「柊木秋」に隠れているのが↓の画像。

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位置関係から、声優「原田ひとみ」は「女体」と書いている模様。「猫山奈央」とは、登場人物「猫山鈴」のCV「東山奈央」の署名か。

本当に声優が書いているかどうかは分からないが、そう思って見ると楽しい。

 

 

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2019年の「鬼滅の刃 竈門炭治郎 立志編」第24話より。

「明鏡止水」はほぼ日本語だと思うのだが、元々は荘子。「風春彩雲」とは出処不明の字句だが、一説に、この画面のモデルとなったと言われる、愛知県犬山市にある博物館明治村の第四高等学校武術道場「無声堂」に掲げられている「電影春風」(現物は右から左への横書き)のもじりではないか、とも。本当に禅の「電光影裏斬春風」から来ているのか?(笑)

 

 

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2021年の「テスラノート」第8話より。襖の書は「袁凱」の詩、「京師得家書(けいしに(て)かしょをえたり」から。但し、元の詩は「三千里」だったりする。

江水三千里 家書十五行 行行別語無 只道早郷還

なぜ距離を縮めたのか?(笑) 画面奥の床の間には「知らぬが佛」。書の有り様も自由でよい。

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襖の書は、作中の根来家の襖全てに書いてある模様。これはこれで壮観。

 

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2019年の「異世界かるてっと」(第1期)第2話より。「不易流行」は松尾芭蕉より。アニメでは、書はこんな小物扱いが多いが、よく見ると他の作品にも結構出て来る。ここではフォントを加工したものか。

 

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2018年の「ゾンビランドサガ」(第1期)第9話の、サブタイトル画面。書展の創作部門に出したい逸品。

 

書を探す楽しみは、アニメにもある。

漫画「とめはねっ!鈴里高校書道部」のアニメ化が待たれる。。。無理かな。。。