素集庵 - hut on a phase transition

散逸構造、形態形成、創発といった用語に触発された思考のメモ書き。趣味から政治の雑感も。

TVの教育番組は高画質での放送を求める

 TVの教育番組の画質は最低でも、1080i (フレーム幅1440 x フレーム高さ1080) にするべきだ。

 

 現在でも時折、DVD画質の 480i (720x480) での放送が行われている。

 顕著なのは、NHK高校講座 と 放送大学 である。他にもケーブルTV等の一部の番組等で相変わらず、画質の劣る 480i で放送されている。

 

 NHKは、4K (2160p,3840×2160) や 8K (4320p,7680×4320) の放送まで始めているというのに、何故、今なお 480i での放送を続けているのか? 国民を教化するのが仕事であろうに。

 くだらないスポーツやバラエティ等を垂れ流した挙句、受信料徴収に血道を上げるくらいなら、教育番組の制作と放送にこそ力を割くべきだ。

 

 NHK高校講座の場合、3月や8月には一部の放送回を 1080i での放送を行っているのであるから、今すぐにでもできる事である。なまじ 1080i 以上の画質になれてしまうと、480i 放送は画面が汚く見える。

 4月からの本放映も、半年ずれの再放送であるライブラリー放送も、時間帯を違えれば 1080i 放送は可能、実施するべきだ。

 

 放送大学も大問題である。

 一部の科目のみ、1080i の 231ch で放送してはいるが、

 本題であるところの授業科目を全て視聴するには、480i の 232ch を選ばなければならない。視聴者の中心が金を払っている学生である以上、映像資料や図表の類は、解像度の高い映像で見せるべきだ。

 放送大学の更なる問題は、1080i の 231ch で、生涯学習支援番組という名の、授業科目(講義)以外の番組が多数放送されている事である。付け加えて言えば、学生にでもならないと視聴できないオンライン科目も増え、本末転倒、看板に偽りありの体となってきている。

 

 画質問題には、見栄え以外の困り事も存在する。

 通常、Blu-rayレコーダーで録画すると、予約した時間帯の前後数秒が続けて録画される。

 実は、この前後数秒付きのまま録画をリッピングして(しなくてもディスケットのままでも)PC で m2tsファイルを視聴(できるように)すると、問題が起きる場合がある。

 NHK高校講座は、午後2時から3時の間に3,4科目を放送するが、この時間帯の前後の番組はほぼ 1080i 放送の番組である。1080i と 480i が同一の m2tsファイルに格納されると、動画再生アプリの一部で再生できない事が分かった。

 MPC-BEGOM Player では再生できなかった。

 Window10標準のアプリ "映画 & テレビ"、Windows Media PlayerVLC Media Player ではかろうじて再生できた。アプリ側の問題である事は明らかだが、困り事ではある。

 放送大学では、今でこそ同一チャンネルでの 480i と 1080i の混在はなくなったので、かつてを思えば半歩前進してはいる。

 

 放送大学も高校講座も、480i 放送は速やかに 1080i に移行するべきだ。当然の事ながら、フルハイビジョンの 1080p (1920×1080) でも、それ以上でもよい。

 高画質化するべきだ。