医療の話2件、診療情報の国際共用と師の字
昨日の医療の話関連2題。
[1]
診療情報は、統一フォーマット化して、病院間で共用できるようにするべきだ。
全国どこでも、あるいは同盟国とまでも共用してよいと考える。
個人情報保護よりも、医療リソースの再配置・医学研究のためにも、国家権力の出番である。
診療情報をビッグデータ化してディープラーニングに供したらよい。情報処理技術の産業化のオマケも付いてくる。
遠くない将来、AI診断が主流にならなければならない。人間系の診断には不信感がぬぐえない。
さらには、個人別最適医療としての遺伝子治療を普及されるには、スーパーコンピューターがたくさん必要、と言えばわかりやすいだろうか。
病院に行って薬を処方してもらうとき、実はAI学習した富岳級が裏で秒にも満たない時間貸しで動いている、という時代が来るんじゃないかと夢想している。
とにかく、
病院変わるのに紹介状、初診料、医者の技量、技術水準で右往左往させられるのは勘弁してもらいたいのだ。
[2]
「医師」
という用語はやめるべきだと考えている。師ではない。「師」の字を当てるのが気に入らない。
医士、あるいは医療技術士、医療技術管理者一級とか二級とかにしたらいい。
知る限り江戸期からある用法とはいえ、他の産業の従事者と一線を画す理由はない。
英語の doctor に医者と博士という今となっては別の意味が共存しているのを真似ているようにも思えて、ユーモラスでさえある。
同じ文脈で、2002年の看護「師」名称の導入も面白くない。
国家権力で保護しておいてなおその字を当てるのはおかしい。